GP & PEOPLE

GPと人

永昜 洋子Yoko Nagayasu

Profile

氏名 永昜 洋子
勤務先 大阪医科薬科大学
専門分野 周産期

地域を超えたチーム形成で
全国に学べる環境を

研修医2年目の妊娠と出産

研修医2年目で娘を出産し、志望していた産婦人科へ進みました。専門医は無事に取得したものの、自己研鑽の時間をどのように作るかが当時の課題でした。特に、興味を持っていた超音波のセミナーはどうしても参加したいと思い家族に娘を預けて日帰りで勉強に行ったりしていました。その中で、遠隔セミナーを作ることは子育て中でも参加できる非常に良い企画になると思っていました。

サマースクールを通じた
仲間の形成

2016年から実行委員として参加した日本産科婦人科学会主催のサマースクールでは、全国の若手医師との交流に刺激を受けました。何より、チーム形成をして一つのことを成し遂げるチーム力を目の当たりにして、この力を継続して生かすことはできないかと考えていました。

プラスワンプロジェクト
関西

 2017年からは日本産科婦人科学会主催のプラスワンプロジェクトの実行委員としても参加し、その後にプラスワンプロジェクト関西の立ち上げの話を聞き、地域の活性化に繋がるような企画を行なっていきたいと思い参加しました。
2024年3月で4回目の開催となりますが、毎年30名程度の研修医の先生が参加する恒例イベントとなりました。

国際学会への参加と
チーム形成の重要性

2017年より国際学会に毎年参加しています。国際学会への参加は、一人では行きづらく産婦人科超音波の仲間で声をかけ合って行っています。
産婦人科超音波超ベーシックセミナーのサポートメンバーも、チーム形成をすることによる国際学会への参加の促進を期待しています。

産婦人科超音波 
超ベーシックセミナーの
主催

オンラインで地域格差のないセミナーを作りたい。そして、その講師陣は若手医師を主導として若手医師にとっても勉強となるような企画を作りたい。
その夢が2020年4月に叶いました。今では毎年夏に開催するセミナーとして産婦人科超音波研究会 産婦人科超音波超ベーシックセミナーを立ち上げました。各回、約1000名のご登録をいただいています。

医学教育は、一生涯にわたる学習プロセスであり、学生時代だけでなく、研修医を経て実際に現場で働く医師にも継続して求められます。その中で、どのようにモチベーションを保ち学習していくかという課題を乗り越えるために、地域を超えたチーム形成は非常に有用であると思います。
ぜひ、仲間を作ることで一生涯にわたり効果的に学び続ける方法を見つけましょう。