増山 寿HISASHI MASUYAMA

　令和5年度より日本産科婦人科学会教育委員会委員長を拝命しました岡山大学の増山　寿です。医学教育活性化委員会は、前教育委員長である北海道大学の渡利英道教授が臨床研修医に対する産婦人科教育に携わる先生方への支援を目的として、2021年に設立された教育委員会内の小委員会です。

　「産婦人科医の医学教育」では、医学教育に関するツールやコンテンツを幅広く紹介するとともに、産婦人科教育に取り組んでいる先生方の悩みの共有や相談の場を提供しています。働き方改革も目前に迫り、教育にかける時間を確保することの困難さは現実のものとなっております。医学生、研修医をはじめ、指導医へのファカルティ・ディベロップメントも対象として活動を広げ、さまざまな情報を提供していく予定です。

　また、現キャビネットの教育委員会では、新たに医学教育研究の活性化に取り組んでいます。臨床と並行した限られた時間の中で、教育に研究の要素を取り入れた医学教育研究を行うことができれば、教育に従事する先生方の業績として評価されるとともに、教育のさらなる質の向上にもつながります。この取り組みについてもご紹介していきたいと考えています。

　教育の重要性は増すばかりです。このホームページが、効率化を図りながら研究的な視点も加え、なにより楽しく教育に携わるための一助になればと思います。