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GPと人

関沢  明彦AKIHIKO SEKIZAWA

関沢明彦

Profile

氏名 関沢 明彦
勤務先 昭和大学病院
専門分野 周産期医療

医学部学生の教育が臨床参加型実習を重視する方向で大改革が行われています。さらに、初期臨床研修において産婦人科が再度必修化されたこともあり、産婦人科において学生や初期臨床研修医、さらには専攻に対する教育はこれまで以上に注目されてきています。

教育に対するエフォートが大きい大学病院などの医育機関においても、人員が充足している施設などないような環境で臨床業務が忙しく行われており、それのみでも大変な中で、研究活動も求められ、ワークライフバランスの面からも限界寸前の産婦人科医は多いものと思われますいます。そのような中で医学教育をも充実させていくことなど無理と思われますが、産婦人科医療の継続的は発展のためには欠くことのできない重要なタスクであり、医学教育の充実に意識して取り組んでいく必要がありますが、多くの医師は、実際に教育の基本的なノウハウを指導された経験はなく、見よう見まねで教育を行っているのが実情と思われます。

そのようなことから、2021年度より教育委員会内に新たに医学教育活性化委員会が設置されました。この委員会では、各施設の産婦人科医がより効率的に教育かかわり、教育を活性化していくことをサポートすることを目指しています。このことが、産婦人科全体での教育能の向上にもつながり、産婦人科医療全体の底上げにもつながっていくものと思います。

本委員会では、具体的に教育の負担軽減につなげるコンテンツの作成、実際に有効な教育を実践しているGood practiceの共有、教育に関する情報交換の場の提供などにより、産婦人科教育の活性化に向けた取り組みのサポートするプラットホームとなることを目指しています。是非、このサイトを有効活用していただき、産婦人科で医学教育に興味を持つ先生と交流しながら、より効率的にお互いに成長して、教育の質を高めていって欲しいと思っています。